偕楽園左近の桜が倒れる
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偕楽園の左近の桜
先日の令和元年9月9日に台風15号が関東地方に上陸し、小生の住む茨城県にも大きな被害をもたらした。水戸市郊外にある小生の家でも花畑の花が倒れ、ビニールハウスの屋根が破られるなどの被害があったが、千葉県のような大規模な停電断水などは無く、、まあまあだと思っていたが、翌9月10日の夕方になって水戸偕楽園の左近の桜という大きな桜の木が強風で根元から倒れたとのニュースが知らされた。(写真は平成29年の左近の桜2景)
  この偕楽園好文亭近くにある左近の桜は茨城一本桜番付で平成29年の東横綱になった名木である。
 この桜は昭和38年の弘道館改修工事完成時に、京都御所の左近の桜の系統の幼樹2本を貰って弘道館と偕楽園に植えたものである。この桜は白山桜という山桜の一種だそうである。

 倒れた木はどのような状態になっているだろうかと、その翌日(9月11日)午前中に見に行った。倒れてから3日目であり、幹や太い枝の切断作業が進んでいた。

 桜は東側からの強風のため支えきれず根っこから倒れた様子だった。見に来ていた人たちは、高台にあり樹木が大きすぎたので風がまともに当り、根っこもあまり深くないので駄目だったのだろうなどと話していた。昭和38年からは56年目になるが、まだ寿命には早すぎるのでそれだけ風が強かったせいだろうと思った。(写真は倒れた桜4景)
  




 その後好文亭の三階からも眺めた。平成29年の時の桜と見比べて頂きたい。(写真は好文亭から眺めた倒れた桜2景、好文亭からの平成29年の左近の桜2景)

 好文亭と左近の桜の風景、千波湖と左近の桜の風景は切っても切れないものだと思っていたが、来春からは眺められなくなった。この雪の好文亭と左近の桜も、もう見ることはできない。今後若木を育成すると思うが、それが大木になるのを見られるのは次世代ではなく、その次の世代になることだろう。(写真は平成22年撮影の雪の好文亭と左近の桜)

 この桜と好文亭のある風景は茨城を代表する写真と思い、小生のホームページ「旅のつれづれ」のトップページにも使用させて貰っているが、今後どうするか思案のしどころである。(写真は原画とホームページに乗せたもの)


(この項終わり)

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