令和2年(2020)11月16日に、水戸市にある茨城県立歴史館のイチョウ並木の黄葉を見に行った。昨年11月から車の運転を辞めており、今年は新型コロナ禍のためもあり、外出も殆ど出来なかったが、あまりの好天続きであり、娘の運転で妻と3人で行くことにした。
娘の仕事の都合で11月15日の歴史館いちょうまつりの翌日の休日にになってしまったが、いちょうまつりは夜の部の方がメインのようで、昼間は関係ないようだ。
それよりも特別展として展示している『JOMON Periodo(縄文の美と技、成熟する社会)の』という全国から縄文時代の重文などが出品されたものを見たい気がした。
入口を入ると右手に本館に通じる道が見える。本日は本館は休館日で閉まっている。本館への道の左側に2本の大きなイチョウの木があり、.まっ黄色の葉で覆われている。銀杏の木の先にあるのは講演や大きな会議などに使用する講堂である(最初の写真)。次の写真は入口からの左手の道の先にある旧水海道小学校本館で茨城県文化財である。いちょう林の中から見るとその次の2枚の写真のように見える。
さらに進むと右手に約60本のイチョウ並木が130ḿに亘って連なっている景観が見られる。
以前は市内の絵画会の人たちがイチョウ並木の絵を描きに来ていたが、今年は新型コロナの影響か姿は見えない。
イチョウ並木の東側には昭和45年(1970)までこの地にあった旧水戸農業高校本館がある。明治28年(1895)に創立された水戸農業高等学校の校舎を復元したものだそうだ。
イチョウ並木以外にも敷地の中には独立したイチョウの木やイチョウ林があり、小春日和の温かい秋の光を浴びながら散策するのは楽しかった。
歴史館にはイチョウ並木から坂道を下って行くと水車小屋があり、近くにもみじの木が数本植えられている場所があり。イチョウと同じ頃紅葉するので、そこを見物する。
帰りは偕楽園公園の一部を通り、常磐線の跨線橋である梅桜橋を渡って偕楽園本園の下にある広い偕楽園公園に行く。(写真は梅桜橋の上から真下に眺めた偕楽園公園の一部で池の右側の道が吐玉泉料金所方面、左側が西門から歴史館に行く道である)
徳川斉昭公が創建された偕楽園は偕楽園本園として今年から入場料を取るようになった。歴史館の蓮池を通り偕楽園西門を経て梅桜橋に行く道は偕楽園桜山第1から第3まである駐車場に行くのに最短の道である。県では偕楽園に行くには表門からを推奨しているが表門には一般車両が駐車できるスペースが無く、広い駐車場がある偕楽園桜山第1~第3駐車場に車を置いて入園するのが一般的だが、そこから最短の料金所である吐玉泉は出口専門で、入園には西門に出て坂道を上がり、遠回りをして表門から入れという案内があった。
茨城県民は観梅時期以外は無料とのことだが将来は判らない。今までより不便なやり方にして、何が偕(とも)に楽しむ偕楽園かと思ってしまう。
時間が少しあったので、偕楽園公園の護国神社の下にあるもみじ谷の紅葉を半分ほど見ることにした。
もみじ谷には170本ほどのモミジやカエデがあり、夜はライトアップもやっているそうだが、87才の年齢を考えて夜の観光は遠慮することにしている。
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