瑞牆山植樹祭跡地

０２秋、瑞牆山植樹祭跡地へ　

イバイチの
旅のつれづれ

’０２秋、紅葉の瑞牆山
　　　植樹祭跡地へ

　平成１４年１０月２３日

　　①　八千穂高原
　　②　みずかき山自然公園
　　　　　　　　（植樹祭跡地）
　　③　本谷川渓谷
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（自家用車で）
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　平成１４年１０月に予選を勝ち抜いて、富士見高原ゴルフ場で行われたパブリックゴルフ場主催のブリジストン東日本大会に出場することになった。せっかくの機会なので、ゴルフばかりでなく山梨県大泉村（現北杜市）の別荘を拠点にして、秋たけなわの山梨の高原巡りをすることにした。

　１０月２３日、当時住んでいた茨城県ひたちなか市から常磐道、外環道、関越道を経て長野道（当時）の下仁田ICで降りる。そこから国道２５４号線（通称コスモス街道）を佐久に抜け、国道１４１号線を清里方面に行くのが当時の大泉村に行く標準ルートだった。　（平成２５年には上信越道佐久小諸ジャンクションから中部横断道佐久南まで行き、１４１号線に出るルートが標準になっている）

　急ぎの時にはそのまま１４１号線を走るが、時間の余裕がある時は佐久穂から国道２９９号線（通称メルヘン街道）に入り、八千穂高原を経由して行くことが多い。今回もそのコースを行くことにした。

　八千穂高原は２００ｈａの敷地に５０万本の白樺林が群生しており、点在する真っ赤に紅葉した山もみじとのコントラストが素晴らしく、小生のホームページでも何回か紹介している。今回も幾つかの写真を八千穂レイクを含めてアップしたので見て頂きたい。この頃は写真撮影にも凝っていて、キャノンＥＯＳの一眼レフでリバーサルフィルムを使って写していた。リバーサルは晴天の時はあまり神経を使わなくても良いが、曇天や降雨の時の露出が難しくなかなか思うような写真にはならない。最近はデジカメになってオートで写しても以前よりきれいな写真が撮れるようになったのは有難い。(写真は白樺林、白樺と山モミジ3景、八千穂レイク）

　今回は八千穂高原の白樺林をを経由して国道１４１号線に出たが、その後野辺山から信濃川上に向かい、信州峠を下って黒森鉱泉から瑞牆山植樹祭跡地に立ち寄り、増富ラジウム鉱泉に通じる道を走った。

　信州峠と云えば約６０年前の昭和２８年（1953）春、初めて山歩きをした時、小諸から小海線で信濃川上に行き、そこから歩き始めて信州峠を過ぎて黒森鉱泉に泊まった。翌日瑞牆山登山口の富士見峠まで登り、金山平を通って増富ラジウム鉱泉に泊まり、３日目は木賊(とくさ)峠から甲府の御岳昇仙峡まで歩いた時の事が遥かに思い出される。

　それはさておき、ここを訪れた平成１４年の前年にあたる２００１年（平成１３年）にこの場所で第５２回全国植樹祭が行われた。全国植樹祭とは、昭和２５年、戦後荒廃した国土復興の象徴として、「荒れた国土に緑の晴れ着を」の大会テーマのもと、山梨県において第１回全国植樹祭が開催されたのが最初である。会場となった甲府市の県有林は、ほとんど樹木のない山だったが、現在では、昭和天皇お手植えのヒノキをはじめ、アカマツやクヌギなどの豊かな緑に覆われているそうである。(写真は植樹祭跡地からの瑞牆山パノラマのはずだったが肝心の瑞牆山は左手上部のガスに隠れてしまった)

　その後毎年各都道府県を巡って平成１３年５月２０日に、再び全国植樹祭が須玉町・みずがき山麓で開催された。この第５２回全国植樹祭において、第１回全国植樹祭で昭和天皇がお手植・お手播きされた木から採取した種子を、天皇皇后両陛下がお手播きされたという事である。(写真は植樹祭跡地に行く途中からの瑞牆山２景）

　この瑞牆山植樹祭跡地はその後平成１６年に「みずがき山自然公園」として整備され春の新緑、夏のキャンプ、秋の黄葉２時期には多くの観光客が集まる場所になっている。この植樹祭跡地付近からはカラマツなどの黄葉とみずかき山の岩肌のコントラストが際立って美しく眺められる。(写真は植樹祭跡地からの瑞牆山３景）

　みずがき山荘、みずがき山リーゼンヒュッテを過ぎると道路際の渓流の水音が大きく聞こえるようになる。金峰山から流れ出ている本谷川渓谷である。(本谷川周辺５景）

この地域は「金峰山・瑞牆山源流」として平成２０年に「平成の名水百選」に認定されているそうで、清澄な水の流れと大小さまざまな岩とが見事な景観を形成している。周辺には春には新緑の芽吹いた木々が、そして今回の様な秋たけなわの時には紅葉や黄葉の錦秋の彩りが渓谷に映えて、素晴らしい景観が演出されるのである。

　平成２０年５月に増富ラジウム鉱泉から今回のコースを逆に「みずがき山自然公園」に辿った時の事を記した｢‘０８新緑の八ヶ岳山麓点描｣を「ｲﾊﾞｲﾁ甲信旅巡り」にアップしてあるので、春の本谷川渓谷やみずがき山自然公園の景観についてはそのホームページを見てほしい。

　蛇足ながら翌日のパブリックゴルフ場主催のブリジストン東日本ゴルフ大会では準優勝をしてキャロウエイのキャディバッグを賞品に貰った思い出がある。