上州富岡から信州松代へ (2) めがね橋など  イバイチの
旅のつれづれ


碓氷峠鉄道文化むら

 妙義神社から安中市松井田町の国道18号線に出る。妙義から20分弱で「碓氷峠鉄道文化むら」に着く。手前には信越本線横川駅がある。碓氷峠は中山道の昔から交通の難所とされており、峠の東側にある横川の標高は387mだが、約10km離れた西側の軽井沢は937mと550mの標高差がある。信越本線の敷設でも横川〜軽井沢間が最後になり、独逸の山岳鉄道を参考にしたアプト式というラックレールを歯車で引っ掛けながら急坂を登る方式でようやく開通したのである。

 戦後の技術の進歩により、昭和36年(1961)にアプト式を使用しない新線が作られた。その後平成9年(1997)の長野新幹線の開通によって信越本線は上野から横川までに短縮され、おぎのやの「峠の釜めし」で有名な横川駅が終着駅になった。横川〜軽井沢間の鉄道は廃止され、軽井沢〜篠ノ井間は、しなの鉄道という名前になり、篠ノ井〜直江津間がまた信越本線になるという変則なJR線になっている。(写真は横川駅)

 「碓氷峠鉄道文化むら」は横川駅に隣接した横川運転区跡地に建設された鉄道テーマパークで平成11年4月(1999)に開園した。園内の鉄道資料館2階には碓氷峠の鉄道建設の歴史やアプト式の解説、その他の資料が展示されている。1階には横川〜軽井沢間の鉄道模型「碓氷峠ジオラマ」があり、当時走行していた車両から新幹線までの模型が走り、それに合わせてスピーカーで解説するなど郷愁を誘うような演出がされている。

 屋外展示スペースには旧国鉄時代に活躍した鉄道車両が蒸気機関車、ラッセル車など数多く展示されている。また、信越本線の廃線跡を利用してEF63形電気機関車の体験運転が行われたり、トロッコ列車が運行されたりと鉄道ファンや親子連れには楽しく過ごせる場所になっている。

めがね橋

 「碓氷峠鉄道文化むら」を出るとすぐ碓氷バイパス経由の国道18号と碓氷峠経由の旧道との分岐があり、旧碓氷線に沿った旧道に入る。関所のあった坂本宿を過ぎると左手に碓氷湖がある。坂本ダムという砂防ダムを造った時に出来た人造湖で新緑や紅葉時期は素晴らしい景観だそうで鉄道文化むらからめがね橋までの歩行者用道路、「アプトの道遊歩道」が直ぐ上にある。

  碓氷湖から1kmほど先の大きなカーブを曲がると巨大なレンガアーチのめがね橋(碓氷第3橋梁)が突然眼前に現れる。明治25年に造られたもので近くにある第1〜第6までの橋梁全てが国の重要文化財に指定されている。橋の上に上がると横川方面に5号隧道があり、、「アプトの道遊歩道」の一部分になっている。軽井沢側にも隧道があるがそこから先は立ち入り禁止区域である。

 上流の方向を見るとアプト式を止めた時に造られた碓氷新線(昭和38年〜平成9年まで使用)の橋梁が見える。この新線と従来のアプト式線の一部を改修して複線化し、40分かかっていた所要時間が下り17分、上り24分と大きく短縮されたという。

曲がりくねった旧道を通り軽井沢に出ると、雨が本降りになってきた。軽井沢から峰の茶屋を越えて嬬恋村に入り、晴れていれば眺めの良いパノラマラインのドライヴを考えていたのだが、雨で見通しも悪くなったので早めに今宵の宿「休暇村鹿沢高原」に向かった。

「休暇村鹿沢高原」近辺

  翌朝も雨だった。標高1400mの高地に建つ「休暇村鹿沢高原」を中心にした一帯は鹿沢園地という名で、休暇村の前には野草がたくさん植えられている野草園がある。




 また渓流沿いの小道を歩く「清流の小径」と自然林の中を歩く「かえでの小径」という自然歩道が整備され、4月〜9月まで何時でも高原の花が楽しめる。雨が小止みになった時野草園の入り口近くを散策した。(写真は野草園に咲く花)

 今回は6月下旬にレンゲツツジが咲く大群落で有名な湯の丸高原地蔵峠から湯の丸高峰林道に入り、標高2000mの場所にある「池の平湿原」という高山植物の宝庫と言われ、コマクサの群落もあるという高層湿原を訪れる事が主目的だった。しかし昨日からの雨が降りやまず、湿原間近にある池の平駐車場まで行ったのだがそこに停まっている車もガスの先にぼんやり見える状況だったので、探勝は次の機会にとあきらめて、戦国時代山本勘助が川中島の合戦に備えて築いたという海津城跡に行くことにした。
(H22-7-11〜7-12訪)

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