’02高遠の桜など (2.高遠城址公園) イバイチの
旅のつれづれ


高遠の桜など (平成14年4月7日〜4月9日)

 第1日  河口湖―小淵沢大糸桜― 
       清春芸術村の桜
 
第2日  高遠址公園の桜―
       諏訪高島城―水月公園
 第3日  妙義山の桜 
     
         (自家用車で)
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3.高遠城趾公園の桜

 翌朝、5時半に大泉の貸別荘を出発し、小淵沢ICから伊那ICに行き、6時40分には高遠城趾公園にいちばん近い北口駐車場に入れた。以前(平成2年)に行った時は10時近くに到着したので、大分離れた小学校の駐車場しか空いておらず、大分歩かされた経験があったので、今回は朝早く行くことにしたのである。天気は快晴、濃いピンクのコヒガンザクラは満開で、絶好の花見日和だった。(写真は公園の中心部にある桜雲橋の桜と青空に映えるコヒガンザクラ)

 高遠城は伊那谷の要衝として戦国時代は武田勝頼などが城主になったが武田氏が滅亡し、本能寺の変で信濃の織田勢力が瓦解した時、保科正直が高遠城を奪い城主になった。その後徳川秀忠の庶子である保科正之が養嗣子として迎えられたが、正之は会津藩に移されて会津松平家の祖になった。その縁があって会津鶴ヶ城三の丸には、高遠から贈られたコヒガンザクラの林がある。

 また江戸中期に歌舞伎役者生島新五郎と江戸城大奥年寄絵島などが風紀粛清で処罰された絵島生島事件で、絵島が高遠藩に流された時の幽閉された絵島囲み屋敷が、高遠城址公園に隣接して復元公開されている。

 高遠城趾公園の桜は、明治4年の廃藩置県で高遠城が取り壊され荒れ地になってしまったのを見兼ねた旧藩士たちによって、「桜の馬場」という場所にあったコヒガンザクラを移植したのが始まりで、現在はその時の樹齢130年もの古木をはじめとして1,500本のコヒガンザクラが花を咲かせている。(写真は満開のコヒガンザクラ2景)

 ここの桜はマメザクラとエドヒガンの交配種の一系だが、平成2年4月に高遠で行われた「国際さくらシンポジウム」で、花が一番きれいで高遠固有の貴重なものとして、「タカトオコヒガンザクラ」 と命名された。この 「タカトオコヒガンザクラ」 は、花形がややこぶりで赤みを帯び、その可憐さと規模の大きさは「天下第一の桜」と称され、長野県天然記念物になっている。早朝の駐車場はまだ空いていて、一番近い北口駐車場に駐車料700円を払って入る。公園入場料は500円である。東側に高遠閣という国の重要文化財になっている管理事務所がある、桜が覆いかぶさるように咲いているのだが、逆光になってしまうので良い写真は撮れなかった。(写真は高遠閣付近の桜2景)

 西側の本丸の方に進むと、一番の観光スポットの桜雲橋がある。橋の先に問屋門という名の問屋街から移築したという門がある。橋を覆うように桜が間近に見られ、何時でも混雑している場所である。橋の下には左右に池があり、桜が照り映えて美しい。(写真は桜雲橋、問屋門、左右の池など5景)

 問屋門をくぐると本丸に入る。堀の上の台地には思い思いにシートを広げた家族連れなどが桜を見ながら飲食している。本丸の満開の桜を眺めながら南郭(くるわ)の白兎橋に向かう。この橋からは桜の間に中央アルプスの山々が臨める場所で、何時でもカメラマンで込み合っていて前に進めない。以前カメラ雑誌か旅の本で見た高遠の桜の写真が、白雪をかぶった山とさくらの景観だったので強烈に印象に残っていた。それがこの場所から撮ったものだと思って、人の迷惑を気にしながらも暫らくカメラを構えた。(写真は問屋門周辺と、白兎橋からの桜の先に白雪を頂く山並みの景観2景)

 満開の桜の上を遊覧ヘリコプターが飛んでいる。毎年桜の咲く頃営業開始になるが、高度300mから眺められる体験コースは4,500円/人だそうである。昼近くなり観客も増えてきたので、北ゲート付近の進徳館という国の史跡になっている高遠藩の旧藩校跡を見る。茅葺き屋根の上も満開の桜が一杯だった。人はますます増えるばかりであり、進徳館を最後に高遠城趾公園をあとにした。帰路は渋滞する車の列を尻目に、杖突街道と呼ばれる国道152号線を茅野に向かってすいすい走った。(写真は満開の桜の上を飛ぶヘリコプター、進徳館と桜2景)

(以下次号)

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