近畿巡り (1) 大阪城公園
イバイチの
旅のつれづれ


 
平成27年4月8日(水)〜4月10日(金)
  第1日 茨城空港―神戸空港―大阪城公園―天然温泉「浜乃井」スーパーホテル(泊)
  第2日 高野山―吉野山―六甲ガーデンハウス神戸グリーンヒルアーバンホテル(泊)
  第3日 姫路城―神戸空港―茨城空港
 

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近畿の桜見物(大坂城・吉野山・姫路城など)

1.はじめに

 平成25年にクラブツーリズムのツアーで、茨城空港発の四国への旅に参加してから「旅の友」という情報誌が送られてくるようになった。「旅の友」には全国対象の旅行カタログと同時に茨城版として、茨城県内出発の旅のツアー募集のカタログが別冊で付いてくる。その中に「姫路城・高野山御開帳・桜舞う吉野桜」というのがあった。(写真はツアー案内)

 平成22年冬、雪の青森県弘前城公園に行ったことがある。その時の案内人に日本のさくらの五大名所と言われているのは、5位京都清水寺、4位京都嵐山、3位高遠城址、2位吉野山で1位は弘前だ。と絶対の自信で弘前のさくらを推奨されたため、その年の弘前の桜を見に行って、なるほど弘前のさくらは素晴らしいと感じた。高遠城址の桜も2回ほど訪れて中央アルプスの残雪の山々をバックにしたコヒガンザクラの素晴らしい景観を眺めたこともあるので、吉野山の桜も機会があれば是非行ってみたいと思っていた。

 催行日は4月1日から4月13日まであったが、同時に行くことになっている姫路城が土日にあたるのを避け、また吉野の桜は4月初めにはまだ咲かないかもしれないと思って4月8日出発日のツアーにしようと思った。しかしネットで調べたらもう満員でキャンセル待ちしか無いという事だった。他の出発日を調べたが土日が懸かったり、他の用事がある日とダブったりしているので、仕方なくキャンセル待ちでを申し込んだ。2月28日の事である。

 落ち着かない日にちが過ぎたが、申し込んで一週間後にキャンセルが出たとの連絡があり、喜んで出掛けることにした。今回のツアーは歩く時間が多く、家内は足が弱く無理だというので一人での参加である。前回もそうだったがクラブツーリズムのツアーは盛り沢山で、行くところが多く疲れてしまう。

 茨城空港からの出発は4回目である。成田や羽田の様に大きな空港で無いので、気軽に出かけられる。今回は2泊3日のツアーだったので、小さなリュック1個だけの気楽な旅である。

 ツアーで行く時は自分で旅行計画をしないで済むので楽チンだが、必要な情報は集めようと思って書店に行った。しかし今回のツアーは大阪城公園から高野山に行き、更に吉野山、姫路城に行くので旅行雑誌1冊では間に合わず、ネットで行く場所を1つづつ調べることにした。(巻頭の経路マップを参照してください)

 そうすると、姫路城は3月27日に5年振りに公開されたばかりなので大混雑が予想され、大天守見学は1日1万5千人に制限し、整理券が無いと入れないという事だの、高野山では開創1200年になるので、金堂の御本尊特別開帳や金剛峯寺持仏間御本尊開帳などがあってこちらも混雑することなどが分かり、キャンセル待ちになるほどツアー参加者が多い理由も分かった。

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2.出発、大阪城公園

 4月8日(水)茨城空港はみぞれ交じりの雨で寒い日だった。11時20分集合で、12時05分出発のスカイマーク神戸行きである。この便は神戸経由那覇まで行くので窓側に座れたが通路側の席は随分空いていた。神戸から那覇に行く人が多いのだろう。出発時は雨だったが、フライト中に雲が切れて雪の山などが眺められるようになり一安心である。(写真は雨の茨城空港、機内から雪山を見る)

 今回のツアー参加人員は42名+添乗員と大人数である。今回は2泊ともシティホテル泊なので、一人での参加が多いと思ったが男性4名だけで、後は二人以上での参加だった。神戸空港には13時20分の定刻に到着した。空港からは日本交通の専用バスで一路大阪へ。空は更に晴れつつあり、1時間後の14時30分に大阪城公園に着いた。

 遠くから眺める大阪城天守閣はミニチュアのお城のような感じである。駐車場から外濠に沿って玉造口の入口に向かって歩いて行く。桜はもう散ってしまっていると思っていたが、まだ満開を少し過ぎたくらいで予想外の花見が出来た。屋台の出店もあり、花見気分満喫である。(写真は大坂城天守の遠景、桜並木2景、屋台の出店)
 
 外堀の近くに行くと石垣の上にある重要文化財指定の一番櫓が眺められ、櫓と堀の水と桜との対比が素晴らしく、まさに絵になる景観である。(写真は一番櫓と桜と石垣の4景)

 玉造口から二の丸に入り、空掘に沿って本丸に入る桜門に出る。以前はこの付近に桜並木があったので、桜門という名が付けられたとのことである。桜門も重要文化財に指定されている。門の正面のはるか先に天守閣が臨める。(写真は空掘、桜門入口、門の先に天守が見える)

 門の先の角を曲がると、広場になっており、多くの観光客と共に進むと天守閣が間近に迫ってくる。現在の天守閣は昭和6年に復興された城で平成9年に国の登録有形文化財になっているそうである。見物客が多かったので、8階建ての天守閣には上がらなかったが平成になって増加する観光客対策としてエレベーターが設置されたので、今は楽に上がれるようになったそうである。観光客は外国人が多く、台湾語、中国語、韓国語が入り乱れて日本語が珍しいような状態で、城が無ければ海外に行っているよう感覚になる。(写真は大坂城天守3景)

 天守閣近くに大阪城を説明する大きな看板があった。大阪城は豊臣秀吉が石山本願寺跡に築城し、豊臣秀頼と徳川家康との大阪冬の陣、夏の陣の戦いにより慶長20年(1615)に落城し秀頼と淀殿は自害したのだが、平成27年(2015)はその400年後に当たるので、「大坂の陣400年」イヤーと位置付けてカレンダーや記念スタンプ、ポスター発行などを実施しているが、5月7日と5月8日の大阪城落城と夏の陣終結から400年目に当たる日に、大阪城天守閣登閣証明書発行(先着5,000名)を行うそうである。(写真は徳川期大坂城、天守閣の比較、大坂夏の陣絵巻)
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 大坂夏の陣で大坂城は落城し、灰燼に帰したが、徳川2代将軍秀忠によって寛永6年(1629)に再建された。その時に豊臣氏の石垣と堀を破却し、本丸全体に盛り土をした上に高く石垣を積んだので、豊臣大坂城の遺構は地中に埋もれている。その時建立された天守閣は寛文5年(1665)に落雷によって焼失し、以後天守は再建されなかった。

 昭和になって天守閣を復興することになり、市民の寄付によって昭和6年(1931)に竣工した。その後平成の大改修が平成7年〜9年(1955〜1957)にかけて行われ、建物全体の改修の他に耐震補強やエレベーターの設置が行われ、その後平成19年(2007)には外壁の塗り替えが行われたため、他の城で感じられる重厚さが少なく、派手な城という印象が強い。(写真は大坂城天守と大阪城公園マップ)

 本丸の西側は西の丸庭園で、内堀と空掘で隔てられている。大阪城公園には約3,000本の桜があるが、西の丸庭園にはソメイヨシノを中心に約300本が植栽され、夜桜も楽しめるそうである。(写真は本丸から眺めた西の丸)

 桜門の前には豊国(ほうこく)神社がある。秀吉を祀った豐国神社は京都、名古屋、金沢、長浜、大垣など秀吉の生涯に縁のある各地に鎮座している。この大坂城豊国神社は入口に秀吉の銅像が建立されており、祭神は秀吉と秀頼、秀長である。(写真は秀吉公の銅像、拝殿)


 本丸の東側の二の丸に梅林がある。大坂城の梅林は関西一の大きさがあるそうだが、梅林の上方にある二の丸庭園にはソメイヨシノ以外の桜も咲いていて天守が良く見える。その入り口付近に蓮如上人袈裟掛けの松がある。浄土真宗八世法主の蓮如は、明応5年(1496)この地に大阪御坊を建立した。それが石山(大坂)本願寺の始まりである。時は戦国時代で蓮如上人やその後の法主たちが門徒衆を組織し、一向一揆による大きな勢力を持つようになった頃である。(写真は二の丸方面からの天守閣2景、袈裟掛けの松の説明文、蓮如の筆跡を写した六字名号碑)

 戦国時代の終わりに近い元亀元年(1570)に織田信長が石山本願寺の明け渡しを要求し、時の十一世法主の顕如と石山合戦と呼ばれる10年間にわたる抗争の末、天正8年(1580)に和睦し顕如は石山を退去した。石山本願寺はその後火災により廃墟になったが、その跡地に秀吉が大坂城を築いたのである。 帰り道は行く時と同じ玉造口から桜を愛でながら戻った。16時近くなったがまだ見に来る人が多く、外国語が飛び交う。(二の丸石組からの天守閣、外濠の桜2景)

 大坂城公園の見学が終わり、16時30分に大阪名物お好み焼きの夕食を食べに出発する。昭和20年から続く、なんば千日前にある「はつせ」という老舗のお好み焼き屋に17時頃到着する。ここのお好み焼きは客が自分で作るやり方で、各自豚玉一人前のセットを貰い、豚肉を炒めて生地に混ぜるやり方だった。初めてお好み焼きを食べる人も居た様で、賑やかに教えて貰いながら食べた。小生の家では老夫婦と娘夫婦、孫二人の6人家族なので、時々家でも焼くことがあったが、いつも娘夫婦が焼いてくれ食べるだけだったので、なかなか上手く出来なかった。近くには食の宝庫として知られる黒門市場もあった。(お好み焼き屋はつせ入口、商品サンプル、千日前通り2景、黒門市場入口)

 食事も終わり18時30分頃市内のなにわ天然温泉「花乃井」があるスーパーホテルに着く。今夜は全員シングルルームとのことである。
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(以下次号)

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