平成29年(2017)11月9日に、水戸市にある茨城県立歴史館で開催している「志士のかたち」という特別展を見に行った。
茨城県立歴史館は茨城県の歴史に関する資料を収集、保存、調査研究してその結果を広く一般県民に公開するための施設で、文書館と博物館の機能を併せ持っており、常設展では茨城の歴史についていろいろな資料で分かり易く説明している。(写真は歴史館特別展の入口にある大きいポスター)
また2か月に1回程度の割合でテーマ展、特別展を開催しており、今回は大政奉還から150年目にあたるということで、「志士のかたちー桜田門、天狗党、そして新選組-」という茨城県に関係のある幕末の志士に関する特別展である。
内容は桜田事件絵巻や錦絵、関連書類などや近藤勇の書簡、近藤とともに新選組局長だった水戸尊攘派出身の芹沢鴨暗殺の書類、水戸天狗党絵巻、武田耕雲斎の甲冑、西郷隆盛の書簡、大久保利通の日記など盛り沢山である。出口に新選組の法被を着て写真撮影ができる場所があった。(写真は写真撮影の場所)
丁度「幕末の水戸藩」という本を、表装製本まで自分でやって出版したばかりだったので、大いに関心をもって見ることが出来た。
またこの時期は「歴史館いちょうまつり」が行われ、黄色く色づいた広い庭園のいちょう並木の下でライトアップやコンサート、お茶会、邦楽演奏会、スタンプラリーなどの各種イベントが行われる。
今年のいちょうは例年より黄葉
が早く進んでいるようで、訪問した日はだいぶ散り落ちた葉が多いように感じられた。
特別展を見に行ったのは朝早い時刻だったので、いちょうを見る人は少なかったが、昼近く特別展の帰りに眺めたころはだいぶ見る人も増えてきていた。明るい日差しの下で、まだまだ太陽の光を浴びて輝く黄色が映えるいちょうの下で遊ぶ園児たちや、訪れた人たちは満足そうだった。
いちょう並木から坂を降りたところに水車小屋があるが、その周辺にある山もみじは真っ赤に色づいており、あまり知られていない紅葉が見られる場所である。
水車小屋から偕楽園西門を通り、偕楽園の駐車場に続く広い遊歩道があり、歴史館と偕楽園をつないでいるが、ここにも紅葉の木々が点在しており目を楽しませてくれている。
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