野麦峠から乗鞍高原へ


平成17年(2005)7月、以前から行きたいと思っていた野麦峠を訪れ乗鞍高原まで足を延ばした。



中央高速道を松本ICまで行き上高地に通じる国道158号線に乗る。この道は野麦街道と呼ばれ、
昔は阿房峠を通る道は無かったので、飛騨高山方面に行くには野麦峠を越える道が本街道だった。



道の駅「風穴の里」の先から県道26号に入り、更に県道39号線の細く曲がりくねった
旧野麦街道の山道をあがっていくと野麦峠(1672m)に着く。
峠からは乗鞍岳の大きな山容が眺められた。



野麦峠は「あゝ野麦峠」というノンフィクション作品によって世に知られている。この作品は昭和54年に映画化され、
大竹しのぶがこの野麦峠で亡くなった主人公の「政井みね」を演じて大きな感動を与えた。

 


峠には、みねを背負った兄辰次郎の石像や「あゝ野麦峠」の1節を記した文学碑や峰の茶屋、
冬、無人の時に吹雪の中を息も絶え絶えに上がってくる工女たちが身を横たえられる「お助け小屋」
が復元されていて当時の情景を偲ぶことが出来る。



乗鞍高原

野麦峠から奈川まで戻り、上高地乗鞍スーパー林道に入る。やがて平坦な道になり、
乗鞍高原の中心地一ノ瀬園地に出る。そのまま休暇村「乗鞍高原」に行きチェックインした。
天気は良くなかったが、夕方6時近くに一瞬日が射して乗鞍岳の高天原と剣が峰が見えた。



翌日は良い天気、朝早く日本の滝百選の一つ「三本滝」を見に行く。
三本滝は乗鞍高原最高地点にある滝で、3つの川が合流する地点に3本の滝が流れ落ちている。



中央の小大野川二ある落差50mほどの滝が一番立派だった。(下の写真の滝)






その後高原トレッキングに参加し善五郎という大きな滝を眺めたり、白樺林の中を通り、
一ノ瀬園地までの心地良い散策路を歩いた。白樺の林越しに乗鞍岳の眺望を満喫し、
ネイチャープラザ近くの草原ではニッコウキスゲの花が満開だった。





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(この項終り)