2018年 栃木県北部の桜巡り①
イバイチの
旅のつれづれ


 平成30年4月5日に東急ハーベストクラブ那須に一泊旅行をした。昨秋東急ハーベストクラブ鬼怒川に旅行をしたときに5千円相当のリゾート施設利用券を使い損なっていて、その期限が今年の4月10日までだったので、慌てて茨城県水戸市の我が家から比較的近い那須に行くことにしたのである。

 4月となれば桜見物だということで、栃木県の桜を何ヶ所か見ながら行くことにした。栃木の桜の名所は全国桜名所100選に「日光街道桜並木」「大平山自然公園」「大平山」の3か所入っているが、今年の桜の咲き具合では「日光街道桜並木」と「大平山自然公園」は散ってしまいそうだし、「大平山」は少し遠回りになるので、それ以外の桜の名所をインターネットで調べた。

 行程は北関東自動車道の水戸南ICを出発して東北自動車道に入り、那須ICに行くコースなので、栃木県北部の桜を主として見ようと東北道沿線の鹿沼千手山公園、矢板長峰公園、那須黒磯公園、那須烏ヶ森公園、大田原龍城公園の5か所を候補に挙げ、当日は10時ごろ出発した。

 3月下旬からずっと20度以上の気温が続いたので、水戸周辺のソメイヨシノは3月中に満開になり、出発前日の4月4日は26.6度まで気温が上がったので、桜はもう遅いのかなと思いながら鹿沼ICで降りる。


1.鹿沼千手山公園

 鹿沼には川上澄生美術館美術館があるので、桜が散ってしまった時はそちらを見る積りだった。川上澄生は木版画の大家で、代表作である「初夏の風」を見た棟方志功が版画をはじめるきっかけになったという話がある。小生は20年位前にこの美術館に来た事があるので、「初夏の風」をはじめとする川上澄生の作品をまた見たいと思っていた。

千手山公園には11時30分ごろ着いた。入口近くには朱色に塗られた仁王門があり、その奥には千手観音像を祀った紫雲山千手院というお堂がある。そのために千手山という名前があるのだが、このお堂は下野三十一番札所だそうである。

 千手院の上方は千手山という山で、そこには約300本の桜が咲いている。昭和23年に鹿沼市の市制施工記念に整備されて公園になった。この公園にはおとぎ電車、ジェットスター、観覧車などの遊具があり、乗車賃は一人50円と格安のため小さな子供連れの客で賑わっている。

 山頂は広い台地になっており、露店の食べ物屋が出ている。桜はもう盛りを過ぎていたがまだまだ楽しめた。天気が良かったので桜を見る若い二人連れも多く。駐車場はほぼ満車だった。

 1時間以上千手山公園の桜を見た後、東北自動車道を鹿沼ICから矢板ICまで行き、長峰公園を目指した。

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  2.矢板長峰公園

 この公園には約150本の桜が咲いており、芝生公園にある45,000株あるといわれる芝桜とともに公園全体をピンク色に染めるというので期待して行った。長峰公園は桜よりつつじが有名で、4月下旬になると約5000本のつつじが咲き誇り、つつじ祭りが行われるそうである。

 ここのソメイヨシノは満開だった。千手山公園より1週間位咲くのが遅いようだ、芝生公園の芝桜はまだ咲き始めだったが、芝生公園の中にある数本のしだれ桜も満開で、周囲のソメイヨシノもすべて満開で、花見はこうでなければならないと改めて感じた。

 芝生公園の近くに少し変わった桜があると思ったので、行ってみるとアカヤシオというつつじの仲間だった。
 公園の高台の方にあるつつじの群落はまだつぼみだが一部赤く色づいてきたのもあり、間もなくつつじの郷矢板といわれるこの付近は赤いつつじ一色になるのだろう。高台の頂上にはシンボルタワーと展望台があり眺めは素晴らしいとのことである。

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     (以下次号)

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