’13 甲信の桜とチューリップ巡り 1  イバイチの
旅のつれづれ


  甲信の桜とチューリップ
     (平成25年4月12日〜4月14日)

    第1日  小諸懐古園のサクラ 
 
   第2日  新府桃源郷の桃
          ハイジの村のチューリップ
    第3日  高森観音堂などのサクラ 

     
            (自家用車で)
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 このところ、春になると毎年桜を見に旅行をしている。

平成20年(2008) 山形の置賜さくら回廊
平成21年(2009) 山梨の神代桜
平成22年(2010) 弘前城の桜
平成23年(2011) 松本城の桜
平成24年(2012) 会津若松鶴ヶ城の桜

 という具合である。今年は特に考えていなかったのだが、北杜市に行く用事が出来たので、ネットで調べたら小諸のソメイヨシノが満開だというので、小諸懐古園に立ち寄ることにした。また同じくネットで調べたら、山梨県北杜市にある山梨県フラワーセンターでは30万本のチューリップが例年より2〜3週間ほど早く見ごろを迎えているというので、そちらも訪れることにした。昨年[平成24年(2012)]は新潟五泉市のチューリップを見てその後鶴ヶ城の桜を見たのだが、今回は桜の後のチューリップ見物である。

1.小諸懐古園

 平成25年4月12日(日)6時20分に、北関東道水戸南ICから出発した。東北道、関越道などを乗り継いで、壬生PA,横川SAで休み、上信越道小諸ICに9時20分ごろ着く。日曜日だがまだ早いので駐車場は空いていた。

 小諸城址懐古園の桜は12年前の平成13年4月20日に見に行った事がある。丁度ここにしか無いという「小諸八重紅枝垂」という桜が満開で素晴らしかった。今年はそれより1週間早いが、ソメイヨシノが満開で、小諸八重紅枝垂はまだ咲き始めだった。

 駐車場から料金所に向かうと左手に二層の三の門が見える。扁額に懐古園とある。この門が大手門だと思っていたが、実際の大手門は地下道を過ぎた、しなの鉄道の先にあるのだそうである。その大手門もこの三の門も国指定重要文化財である。(写真は三の門の内側と外側、懐古園案内図)

1547a 懐古園の中央にある本丸跡に懐古神社があり、その先に天守台の石垣がある。ここには3層の天守閣があったが、寛永3年(1626)に落雷で焼失し再建はされなかった。天守台から眺めると下にある馬場と呼ばれる広場が桜で満開である。(写真は懐古神社の大鳥居、天守台に咲く桜、天守台から眺めた桜3景)

 馬場に降りて桜の下を歩く。城の石垣と桜がうまく調和してほど良い景観を形作っている。園内に数本しかないという「小諸八重紅枝垂」の若木が花をつけていたがまだ見頃には程遠かった。 (写真は石垣と桜3景、小諸八重紅枝垂の若木)

 平成13年に訪れた時の「小諸八重紅枝垂」の写真を載せるので、その素晴らしい花付きを堪能して貰いたい。
(写真は平成13年の時の小諸八重紅枝垂4景)

 平成13年の時には、その後上田から少し入った所にある真田町まで足を延ばして真田氏本城跡のソメイヨシノと長谷寺(ちょうこくじ)の枝垂れ桜を見た。真田氏本城跡は真田一族の祖真田幸隆の居城だった。(写真は真田氏本城跡の桜3景)

  幸隆の子真田昌幸は上田城を築き、関ヶ原の戦いの時には真田幸村と共に上田城で寡兵で大軍の徳川秀忠軍を破ったことで知られているが、その真田幸隆と真田昌幸の墓が長谷寺にある。真田氏本城跡のソメイヨシノと長谷寺(ちょうこくじ)の枝垂れ桜の写真も載せるので見て貰いたい。(写真は長谷寺の枝垂れ桜3景)

 懐古園に戻って、島崎藤村の「千曲川旅情のうた」の詩碑を見る。藤村自筆のもので昭和2年(1926)に建立されたそうである。筆者は20才の時、昭和28年(1953)4月末の早朝この懐古園を訪問した事がある。60年前の事である。その時も桜が綺麗に咲いていた。藤村の詩碑もはっきり見えていたと思う。現在は建立後87年になり、初めて見た時は27年目だったのである。当時も今もここの展望台から見る千曲川はあまり好きではない。「緑なすはこべは萌えず」の荒れ果てた景色のせいだろう。(写真は藤村の詩碑)

 ぐるりと一回りして北丸跡の弓道場に行く。桜まつりの行事の一つとして上信越弓道大会が行われていた。射位から標的まで28m、標的の大きさ36cmという事だが、次々と的に当てる人が多いのには驚いた。(写真は弓道大会の選手と標的)
 
2.野辺山高原
 
 小諸懐古園を11時前に出て国道141号線を佐久に出る。佐久穂町の八千穂高原に続く国道299号線はまだ冬季閉鎖中である。141号線をそのまま南下し、野辺山高原に出るとまだ雪をかぶった八ヶ岳連峰が姿を現す。(写真は野辺山高原からの八ヶ岳4景)

 丁度昼少し過ぎたところだったので、JR最高地点の近くににあるそば屋で昼食にする。天気は良く、眼前に八ヶ岳主峰の赤岳を眺めながら食べる。そば屋のすぐ後ろをJR小海線が走り、最高地点の標識が建っている。そこから清里大橋を通り、午後の霞みがかった甲斐駒を眺めながら宿の八ヶ岳泉郷に向かった。(写真はそばどころからの八ヶ岳、そばどころと最高地点標識、新しい最高地点の標識碑、宿泊した別荘)


(以下次号)

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